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お茶コラム

新茶前線なるものが存在!?

お茶の原料はツバキ科ツバキ属の永年性の常緑樹「チャノキ」。そのチャノキの葉や茎を加工したものがお茶です。
萌芽した部分を摘んでも1ヵ月半〜2ヵ月ほどでまた芽を伸ばすほどエネルギーに満ちあふれた植物ですが、「新茶」と呼ばれるお茶は、その年の最初に芽吹いた新芽を摘みとってつくる一番茶のことなのです。新茶は“初もの”の意味を込めて呼ばれており、一番茶はその後に摘みとる「二番茶」「三番茶」「秋冬番茶」などの表現につらなるものです。

では、お茶が最初に芽吹く時期とは、一年のうち、いつごろなのでしょうか。
春、南から北上する「新茶前線」にそって各地でお茶は旬を迎え、歌にきく「八十八夜」は、ちょうど静岡に新茶前線がかかる頃。つまり、静岡市では4月下旬頃から5月にかけてが新茶の時期となります。

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芽吹きのパワーがつまった新茶

さて、新茶の特長は、何と言っても萌え出た若葉の清々しくさわやかな香り。渋み成分のカテキンが比較的少なく、また、前年の秋から養分を十分に貯めた茶樹が春に一気に芽吹くため、うま味の成分・アミノ酸(テアニン)を多く含んでおり、甘みやコクも感じられます。このおいしさがギュッとつまった新茶をつくるために重要なポイントが、摘採(てきさい)と呼ぶ、新芽を摘みとるタイミングです。栽培環境や茶樹の成育状況によって異なる茶摘み時期を見極める技術と経験が、質の高いお茶をつくるポイントのひとつなのです。

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余談ですが、みずみずしい新芽を「荒茶」と呼ぶ段階まで加工したら、この荒茶を涼しい蔵で寝かせます。山あいで育てたお茶は、ひと夏を越えると熟成して青葉の香りは花のような甘い香りに変化し、まろやかな甘みを生むことができます。徳川家康公が特に好んでいたのは、こうした熟成をする、山のお茶だったようです。

さあ、新茶は2月の立春から茶摘みのカウントが始まっています。
今年はお茶の“初もの”、新茶を心待ちにしてみてはいかがですか。


※新茶の時期のみの限定茶は、新芽の初々しさをいかした、一年に一度きりのお茶です。
(銘柄:大走り新茶、旬の新茶、金印、特撰)

※年間を通してお届けしているお茶は一番茶のみを使用しています。4月下旬から5月にかけて順次、新茶に切り替わり、お中元頃までは「新茶」の印をしてお届けしています。夏以降はご注文の都度に各銘柄を仕上げてお届けいたしますが、前述のように秋にはもうひとつの旬を迎え(蔵出し茶)、年間を通してお楽しみいただけるように風味を調整しています。


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