静岡の日本茶、トクホ・健康茶の通販 佐藤園

連載:佐藤園を訪ねて

Vol.2 強い思い、強い葉、芯蒸し茶

佐藤園といえば「芯蒸し茶」。深蒸し茶ではなく芯蒸し茶。
芯だけ蒸したお茶?いやいやいや・・・ということで、根ほり葉ほり伺ってきました。

今回お話を聞かせていただくのは、佐藤園食薬研究所の堀利行さんです。芯蒸し茶の前に、「食薬研究所」が気になりますが?

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「食薬研究所は安心・安全なお茶をお客様にお届けするために、残留農薬や放射能の検査をしたり、特定保健用食品のお茶の開発を行っています。成分分析まで自社でできる体制だから、芯蒸し茶もできたのです。」

佐藤園の代名詞ともいえる芯蒸し茶は、先代が構想を温め続けてきた「究極の深蒸し茶」。
先代の頭の中ではすでに出来上がっているお茶を、社員はもちろん地域一丸となって実現させたものです。

Vol.1にご登場いただいた森山常務も、共同工場に勤めていた10年前、足を悪くして引退しようとしていたところを、「一緒に芯蒸し茶を完成させよう」と先代の社長に、最後にもうひと働きするよう誘われ、熱意にほだされて佐藤園に入社したと伺いました。

「深蒸しにすると、濃厚な緑色の水色やまろやかで深い味わいが出ますが、香りがとんでしまうのが弱点です。この弱点を克服したのが芯蒸し茶です」

いつも美味しくいただいていますが、改めて香りを確認・・・ということで、掘さんに淹れていただきました。

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氷をいれてしばらくおき、甘みや旨みを引き出して、そこに熱湯を注いでお茶の美味しさを全てどーんと出しきります。

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美味しさに笑いが自然とこぼれます。

このふくよかな香りを出すために地域一丸でどんな取り組みをされたのでしょう。

「葉が強いから、長く蒸しても香りが飛ばず、蒸しむらも出ません。もともと小さく厚い葉だったのを大きく厚い葉にするために、土づくりから始めました。試せる周期が一年サイクルなので、満足のいく、芯蒸し茶と呼べるものを完成させるまでには5年かかりました。」

収量を上げるため一般的には芽の数が増えるように育てますが、芯蒸し茶では芽の数を減らして一枚一枚の葉の重量を増やし、味と香りを濃厚にします。
肥料の種類や与える時期など研究し、大きく厚くみずみずしい葉を育てるノウハウを編み出しました。
ノウハウは隠しておくのではなく、栽培や施肥の勉強会を行い共有して、育てる人による葉のクオリティのバラつきをなくしています。

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3日しかない “旬”なタイミングで摘むために、日々見回って計画をたて、人手が足りなければ他の育てる人も加わって、とにかく旬を逃さず摘む体制を整えています。
そして摘採した葉は2時間以内に工場に運ばれて製造ラインにのります。

まさに地域一丸。

その結果は、「全国茶品評会」(栽培から製造まで行う茶農家が参加するお茶のコンテスト)で10年連続入賞していることにも表れています。

強い思いがつくった強い葉、それが佐藤園の代名詞、芯蒸し茶。

地域作りを志した創業者、松一さんもきっと喜んでいますね!
松一さんの佐藤園創業ストーリーは次号にてお伝えします。

―おまけ―
インタビューさせていただいた直売所「お茶カフェ」の自社製抹茶ソフトクリームを終了後にいただきました♪

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濃厚でありながら甘さがかなり控えめで、お茶をしっかり感じます。静岡に行かれたらぜひ!!

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ライタープロフィール
満木 葉子(みつき ようこ)
日本茶アンバサダー協会代表理事

神戸に生まれ鹿児島で育つ。立教大学を卒業後、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社ほか複数の大手企業勤務を経験後、日本茶のファンを増やすため日本茶アンバサダー協会を設立。現代のライフスタイルにあわせた日本茶の楽しみ方の提案、普及活動を行う。抹茶の点て方レッスンや日本茶の淹れ方教室、茶摘みなどイベントを開催。茶園や酒造会社、飲食店と組んで日本茶に親しむ機会を創出。
日本茶専門の口コミポータルサイト「ENJOY!日本茶」を運営。
http://www.nihoncha.org/

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